キャッシュレス決済端末おすすめ比較12選【2026年版】
はじめに
キャッシュレス決済の普及は年々加速しており、2026年現在、日本のキャッシュレス決済比率は40%を超え、主要国の水準に近づいています。経済産業省の推計によると、2025年度のキャッシュレス決済比率は約45%に達しており、政府の目標である2025年度までに40%を超える目標を達成しました。顧客利便性の向上、売上向上、レジ業務の効率化など、キャッシュレス決済を導入することで得られるメリットは計り知れません。
しかし、いざキャッシュレス決済端末を導入しようとすると、どのサービスを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。Square、STORES決済、Airペイ、PayPay for Partners、楽天ペイなど、数多くのサービスが存在し、それぞれ手数料、機能、対応支払い方法が異なります。
本記事では、店舗・ビジネス向けの主要なキャッシュレス決済端末12サービスを徹底比較します。手数料、初期費用、対応支払い方法、機能など、複数の観点から評価し、あなたのビジネスに最適なキャッシュレス決済端末選びの参考になるよう構成しました。
この記事を読めば、以下のことがわかります:
- キャッシュレス決済端末の基本的な機能と導入メリット
- 決済端末を選ぶ際の重要なポイント
- 主要12サービスの詳細な比較情報
- 業態や規模に応じたおすすめの選び方
キャッシュレス決済端末とは
キャッシュレス決済端末の基本機能
キャッシュレス決済端末とは、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、現金を使わない決済方法を店舗で受け付けるための端末やシステムのことです。従来の通信回線を使うCAT端末から、スマートフォンやタブレットで決済できるモバイル型、スタンドアロンで使えるカードリーダーまで、様々な形態があります。
主な機能としては、以下のようなものがあります:
クレジットカード決済機能 Visa、Mastercard、JCB、American Express、ダイナースクラブなどの主要国際ブランドのカード決済を受け付けます。接触型(ICチップ)、非接触型(タッチ決済)、磁気ストライプの読み取りに対応する端末が一般的です。
電子マネー決済機能 Suica、PASMO、Kitaca、TOICA、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけんなどの交通系電子マネーや、WAON、nanaco、楽天Edyなどの流通系電子マネーに対応します。
QRコード決済機能 PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、メルペイ、d払い、au PAY、PayB、origami Payなど、主要QRコード決済サービスへの対応を提供します。
決済データ管理機能 売上レポート、取引履歴、集計分析など、経営管理に役立つデータ管理機能を提供します。クラウド型であれば、リアルタイムで売上を把握できます。
キャッシュレス決済端末を導入するメリット
キャッシュレス決済端末を導入することで、以下のようなメリットが得られます:
顾客利便性の向上と売上増加 顾客は現金を用意する手間がなくなり、手持ちの現金が不足していても購入できます。特に高額商品の場合、キャッシュレス決済の導入で購入のハードルが下がり、売上向上が期待できます。
レジ業務の効率化と釣り銭事故の解消 現金の受け渡しや釣り銭の用意が不要になり、レジ業務を大幅に効率化できます。釣り銭の間違いや過不足、偽札リスクも解消されます。
セキュリティの向上 現金を店舗に保管するリスクが減り、防犯対策にもなります。また、決済データはデジタルで管理されるため、会計処理もスムーズになります。
顧客データの活用 顧客の購買行動データを蓄積し、マーケティングに活用できます。リピーターの獲得や、適切な商品ラインナップの検討など、経営戦略に役立ちます。
若年層の集客 特に若年層はキャッシュレス決済を好む傾向があり、キャッシュレス対応店舗への評価が高いです。顧客層の拡大が期待できます。
キャッシュレス決済端末の選び方
キャッシュレス決済端末を選ぶ際は、以下のポイントを確認することが重要です。自社の業態、規模、顾客層に合わせて優先順位を付け、最適なサービスを選びましょう。
1. 決済手数料
決済手数料は、最も重要なコスト要因です。
手数料率の確認 一般的にクレジットカード決済手数料は3%〜5%程度ですが、サービスや取引額によって異なります。月間の決済額が大きいほど、手数料率の差がコストに大きく影響します。
手数料の体系 一律の手数料率か、取引額に応じて変動するかを確認しましょう。また、特定の決済ブランドやQRコード決済で手数料が異なる場合もあります。
隠れたコスト 月額利用料、端末代金、入金手数料、キャンセル手数料など、決済手数料以外のコストも確認が必要です。
2. 対応決済手段
どのような決済方法に対応しているかが重要です。
クレジットカードブランド Visa、Mastercard、JCBの主要3ブランドに加え、American Express、ダイナースクラブへの対応が必要か確認しましょう。
電子マネー 交通系電子マネーや流通系電子マネーへの対応は、特に小売業や飲食業で重要です。
QRコード決済 PayPay、LINE Pay、楽天ペイなど、主要QRコード決済サービスへの対応状況を確認しましょう。複数のQRコード決済を1つの端末で受け付けられるサービスも増えています。
3. 端末のタイプと費用
ビジネスモデルに合った端末タイプを選びましょう。
モバイル型(スマホ・タブレット) スマートフォンやタブレットにカードリーダーを接続するタイプです。初期費用が安く、移動販売やイベントにも対応できます。Square、Airペイなどが代表的です。
スタンドアロン型 単独で動作するカード決済端末です。レジカウンターに設置するタイプで、既存のレジシステムとの連携もスムーズです。初期費用はかかりますが、安定性が高く、多機能です。
統合型 POSレジシステムと一体になったタイプです。会計と在庫管理を一元管理でき、業務効率化に大きく貢献します。
4. 入金サイクル
いつ売上が入金されるかも重要です。
入金タイミング 翌日入金、翌々日入金、週次入金など、サービスによって異なります。資金繰りを考える上で重要な要素です。
指定金融機関 特定の銀行口座に入金される場合があり、自社のメインバンクに対応しているか確認が必要です。
5. 申込・審査の容易さ
導入までのスピードも重要です。
審査の有無と難易度 一部のサービスは審査なしで即日利用可能ですが、特に法人向けサービスは審査が必要で、1〜2週間程度かかる場合があります。
必要書類 身分証明書、印鑑、銀行口座情報など、申し込みに必要な書類を確認しておきましょう。
6. サポート体制
トラブル時に迅速な対応を受けられるかも重要です。
サポートチャネル 電話サポート、メールサポート、チャットサポートの有無と対応時間を確認します。
導入サポート 初期設定のサポートや、スタッフトレーニングの有無も確認しましょう。
おすすめキャッシュレス決済端末12選
ここからは、おすすめのキャッシュレス決済端末12サービスを詳しくご紹介します。各サービスの特徴、料金、メリット・デメリットを整理しています。
1. Square(スクエア)
Squareは、日本で最初にモバイル決済を普及させたパイオニア的な存在です。スマートフォンとカードリーダーだけで、誰でも簡単にクレジットカード決済を受け付けられる画期的なサービスとして知られています。
概要・特徴 Squareの最大の特徴は、圧倒的な導入の容易さです。カードリーダーが無料で提供され、申し込みから利用開始まで数分で完了します。専用アプリも非常に使いやすく、会計の知識がない方でも直感的に操作できます。また、売上管理、在庫管理、顧客管理など、店舗運営に必要な機能をオールインワンで提供しています。
料金プラン
- カードリーダー:無料〜(Squareターミナル:税込39,980円)
- 決済手数料:2.5%〜3.25%(カード決済)
- 月額利用料:無料
- 入金サイクル:翌日入金(銀行営業日)
- ※2026年現在、Squareは大規模導入店舗に対して手数料割引を実施しており、年間決済額に応じて2.5%程度まで引き下げられる場合があります。また、Apple PayやGoogle Payなどのタッチ決済(非接触型IC)の対応を強化しています。
メリット
- 導入ハードルが極めて低い:カードリーダー無料、審査なし、即日利用可能
- 使いやすいアプリ:直感的なUIで操作が簡単、スタッフトレーニングが不要
- 店舗運営機能が充実:売上分析、在庫管理、顧客管理を一元管理
デメリット
- 手数料が割高:大口取引には手数料率が高い
- 対応決済手段が限定:クレジットカードのみで、電子マネーやQRコード決済非対応
こんな人におすすめ
- 個人事業主・小規模事業者
- 移動販売・イベント出店を行う店舗
- はじめてキャッシュレス決済を導入する店舗
2. STORES決済(ストアーズ決済)
STORES決済は、ホームページ作成サービス「STORES」を展開するSTORESが提供するキャッシュレス決済サービスです。特に小売業や飲食業の個人事業主に支持されています。
概要・特徴 STORES決済の最大の特徴は、業界最安値クラスの手数料です。キャッシュレス決済の普及を促進するため、積極的な価格設定を行っています。また、STORESのホームページ作成サービスや予約サービスと連携でき、店舗のデジタル化をトータルでサポートします。iPhone限定となりますが、専用アプリも使いやすく評価が高いです。
料金プラン
- カードリーダー:無料
- 決済手数料:2.79%〜(カード決済)
- QRコード決済:1.98%〜
- 月額利用料:無料
- 入金サイクル:翌日入金
メリット
- 業界最安値クラスの手数料:コストパフォーマンスが抜群に良い
- STORESサービスとの連携:ホームページ、予約、決済を一元管理
- 複数決済手段に対応:クレジットカード、QRコード決済、電子マネー
デメリット
- Android非対応:iPhoneでのみ利用可能
- 機能はシンプル:大規模店舗向けの高度な機能は提供していない
こんな人におすすめ
- 手数料を抑えたい小売・飲食店
- iPhoneユーザーの店舗オーナー
- STORESの他サービスを利用している店舗
3. Airペイ(エアーペイ)
Airペイは、リクルートが提供するキャッシュレス決済サービスです。Airペイを含む「Airシリーズ」との連携に強みがあります。
概要・特徴 Airペイの最大の特徴は、対応する決済手段の多さです。クレジットカードはもちろん、主要なQRコード決済8サービス、電子マネーなど、ほぼすべてのキャッシュレス決済を1つの端末で受け付けられます。また、Airペイレジ、Airシフト、Airウェイブなど、リクルートの店舗向けサービスと連携でき、店舗運営をトータルでサポートします。
料金プラン
- 端末代金:無料〜(プランによる)
- 決済手数料:3.24%〜(カード決済)
- QRコード決済:1.50%〜
- 月額利用料:無料〜
- 入金サイクル:翌日入金
メリット
- 対応決済手段が豊富:1つの端末でカード、QR、電子マネーを受理
- Airシリーズとの連携:POS、勤怠、予約と一元管理
- 豊富な導入実績:多くの導入事例とノウハウ
デメリット
- 端末の種類で機能が異なる:安価な端末は機能が制限される
- サポートが平日のみ:土日のサポートが受けられない
こんな人におすすめ
- 多様な決済手段に対応したい店舗
- リクルートの店舗サービスを利用している店舗
- 中規模以上の飲食・小売店
4. PayPay for Partners(ペイペイ・フォー・パートナーズ)
PayPay for Partnersは、日本で最も利用者が多いQRコード決済「PayPay」の店舗向けサービスです。
概要・特徴 PayPay for Partnersの最大の特徴は、圧倒的なユーザー数です。PayPayは日本最大級のQRコード決済サービスであり、2026年現在、約6,000万件以上のアカウント登録数を誇ります。PayPay対応店舗であることは大きな集客ツールになります。導入も簡単で、スマートフォンとプリントアウトしたQRコードだけで始められます。専用端末を利用すれば、他の決済手段とも統合できます。
料金プラン
- QRコード表示:無料
- 専用端末:要問合せ
- 決済手数料:店舗サイズによって異なる(おおむね2.0%〜3.5%)
- 入金サイクル:最短翌日入金
メリット
- 圧倒的なユーザー数:日本最大級のQRコード決済サービス
- 集客効果が高い:PayPayユーザーを店舗に呼び込める
- 導入が簡単:QRコード印刷だけで開始可能
デメリット
- 単一決済サービス:PayPay以外の決済には別途契約が必要
- 手数料が店舗規模による:大規模店舗は交渉が必要
こんな人におすすめ
- 若年層をターゲットにする店舗
- PayPayの集客効果を期待したい店舗
- まずは1つのQRコード決済から始めたい店舗
5. 楽天ペイ for Business(ラクテンペイ・フォー・ビジネス)
楽天ペイ for Businessは、楽天グループが提供するQRコード決済サービス「楽天ペイ」の店舗向けプログラムです。
概要・特徴 楽天ペイ for Businessの最大の特徴は、楽天ポイントと連携した顧客誘引効果です。楽天会員は楽天ペイ利用でポイントを貯められるため、楽天ユーザーの取り込みに効果的です。また、楽天カードや楽天Edyとの親和性も高く、楽天グループのサービスを活用する店舗に最適です。
料金プラン
- QRコード表示:無料
- 専用端末:要問合せ
- 決済手数料:1.95%〜
- 入金サイクル:翌日入金
メリット
- 楽天ポイントとの連携:楽天ユーザーを呼び込める
- 楽天グループとの相性:楽天カード、楽天Edyと統合しやすい
- 低めの手数料:業界平均より低い手数料設定
デメリット
- 楽天ユーザー以外の集客力:PayPayに比べるとユーザー数が少ない
- 単一決済サービス:他決済との統合には別途契約が必要
こんな人におすすめ
- 楽天グループのサービスを活用している店舗
- 楽天ユーザーをターゲットにする店舗
- 楽天市場との併売を行う店舗
6. LINE Pay for Business(ラインペイ・フォー・ビジネス)
LINE Pay for Businessは、LINEが提供するQRコード決済サービスの店舗向けプログラムです。
概要・特徴 LINE Pay for Businessの最大の特徴は、LINEアプリとの統合です。LINE公式アカウントと連携することで、顧客にクーポンを配布したり、ポイントを付与したりできるなど、顧客関係管理(CRM)に活用できます。また、LINEの普及率を考えると、多くのユーザーにリーチできます。
料金プラン
- QRコード表示:無料
- 専用端末:要問合せ
- 決済手数料:2.0%〜
- 入金サイクル:最短翌日入金
メリット
- LINEとの統合:LINE公式アカウントと連携したCRMが可能
- 高い普及率:LINEユーザーなら誰でも利用可能
- クーポン配信機能:顧客へのリピート促進に効果的
デメリット
- 単一決済サービス:他決済との統合には別途契約が必要
- CRM機能の習得:機能を活用するには学習コストがかかる
こんな人におすすめ
- LINEを活用した顧客関係管理を行いたい店舗
- クーポンやポイント施策を行いたい店舗
- 若年層〜中年層をターゲットにする店舗
7. ソニー払い(ソニーパェイ)
ソニー払いは、ソニーPay外株式会社が提供するクレジットカード決済サービスです。特に多店舗展開する企業に対応した機能が充実しています。
概要・特徴 ソニー払いの最大の特徴は、複数店舗の統合管理が容易な点です。本部で全店舗の売上を一元管理でき、各店舗の状況をリアルタイムで把握できます。また、24時間365日のサポート体制や、導入コンサルティングなど、企業向けのサポートが充実しています。
料金プラン
- 端末代金:要問合せ
- 決済手数料:店舗規模による
- 月額利用料:要問合せ
- 入金サイクル:要問合せ
メリット
- 企業向けの充実した機能:複数店舗の統合管理、権限設定
- 手厚いサポート:24時間365日対応、導入コンサルティング
- 安定性と信頼性:ソニーグループのセキュリティ品質
デメリット
- 小規模店舗には不向き:機能が多すぎてコストが割高
- 導入に時間がかかる:審査と設定に1ヶ月以上かかる場合がある
こんな人におすすめ
- 多店舗展開する企業
- 本部で統合管理したい企業
- セキュリティを重視する企業
8. GMO Payment Gateway(GMOペイメントゲートウェイ)
GMO Payment Gatewayは、GMOインターネットグループが提供する包括的な決済サービスです。オフライン店舗からECサイトまで、あらゆる決済ニーズに対応します。
概要・特徴 GMO Payment Gatewayの最大の特徴は、圧倒的な対応決済手段の多様性です。クレジットカードはもちろん、コンビニ決済、銀行振込、キャリア決済、電子マネー、後払い決済など、あらゆる決済方法に対応しています。また、ECサイトと店舗で決済データを一元管理できるのも魅力です。
料金プラン
- 初期費用:要問合せ
- 決済手数料:決済手段による
- 月額利用料:要問合せ
- 入金サイクル:要問合せ
メリット
- あらゆる決済手段に対応:国内外の多数の決済方法を網羅
- ECと店舗の統合管理:オンラインとオフラインの決済を一元管理
- 高い技術力:GMOグループのセキュリティと信頼性
デメリット
- 費用が高め:初期費用・月額費用がかさむ
- 導入に専門知識が必要:設定に技術的な理解が求められる
こんな人におすすめ
- ECサイトと実店舗の両方を持つ企業
- 多様な決済手段に対応したい企業
- 海外顧客も受け付けたい企業
9. SB Payment Service(SBペイメントサービス)
SB Payment Serviceは、ソフトバンクグループが提供する決済サービスです。特に通信キャリア決済との連携に強みがあります。
概要・特徴 SB Payment Serviceの最大の特徴は、ソフトバンク、au、ドコモのキャリア決済に対応している点です。キャリア決済は、電話料金と合算して支払えるため、クレジットカードを持たない層にも利用可能です。また、ソフトバンクグループの通信回線を活用した安定性も魅力です。
料金プラン
- 初期費用:要問合せ
- 決済手数料:決済手段による
- 月額利用料:要問合せ
メリット
- キャリア決済に対応:クレジットカードを持たない層も取り込める
- ソフトバンクグループの安定性:通信回線の品質と信頼性
- 24時間サポート:トラブル時に迅速な対応
デメリット
- キャリア決済はニッチ:利用頻度が低い決済手段
- 導入コストが高い:初期費用・月額費用がかさむ
こんな人におすすめ
- 若年層をターゲットにする店舗
- キャリア決済需要がある店舗
- ソフトバンクグループのサービスを利用している店舗
10. NTTデータ決済プラットフォーム
NTTデータ決済プラットフォームは、NTTデータが提供する大企業向け決済サービスです。特に金融機関や公共機関との連携に強みがあります。
概要・特徴 NTTデータ決済プラットフォームの最大の特徴は、金融機関レベルのセキュリティと信頼性です。多くの銀行や信用金庫が採用しており、高いセキュリティ基準を満たしています。また、複雑な決済フローにも対応し、大企業の要件を満たす機能を備えています。
料金プラン
- 要問合せ
メリット
- 金融機関レベルのセキュリティ:最高水準のセキュリティ基準
- 大企業向けの機能:複雑な決済フロー、承認ワークフローに対応
- カスタマイズ性:業種・企業に合わせた柔軟な対応
デメリット
- 小規模企業には不向き:機能が多すぎ、コストも高額
- 導入に長期間:要件定義から導入まで数ヶ月単位
こんな人におすすめ
- 大企業・上場企業
- 金融機関と連携する決済を行う企業
- 最高水準のセキュリティが必要な企業
11.ゆうちょPay(ゆうちょペイ)
ゆうちょPayは、ゆうちょ銀行が提供するQRコード決済サービスです。ゆうちょ銀行のATMネットワークを活用し、銀行口座から直接支払えるのが特徴です。
概要・特徴 ゆうちょPayの最大の特徴は、銀行口座から直接支払える点です。事前チャージが不要で、口座残高から即時引き落とされるため、手軽に利用できます。また、ゆうちょ銀行の全国網を活かし、幅広い層にリーチできます。
料金プラン
- QRコード表示:無料
- 決済手数料:要問合せ
メリット
- 銀行口座から直接支払い:事前チャージ不要で便利
- ゆうちょ銀行の全国網:幅広い層にリーチ可能
- 金融機関の信頼性:ゆうちょ銀行の安心感
デメリット
- ユーザー数が限定的:他のQRコード決済に比べて普及率が低い
- 単一決済サービス:他決済との統合には別途契約が必要
こんな人におすすめ
- ゆうちょユーザーが多い店舗
- 地域密着型の店舗
- 高齢者層をターゲットにする店舗
12. PayB(ペイビー)
PayBは、KDDIと三菱UFJニコスが共同提供するQRコード決済サービスです。auユーザーを中心に展開しています。
概要・特徴 PayBの最大の特徴は、auユーザー向けの特典です。au利用者はPayB利用でポイントが貯まるなど、auユーザーにとって魅力的なサービスです。また、三菱UFJニコスのクレジットカード機能と連携し、セキュリティも充実しています。
料金プラン
- QRコード表示:無料
- 専用端末:要問合せ
- 決済手数料:要問合せ
メリット
- auユーザー向けの特典:auポイントとの連携
- 三菱UFJニコスのセキュリティ:高いセキュリティ基準
- クレジットカード機能との連携:三菱UFJニコスカードと親和性が高い
デメリット
- ユーザー数が少ない:主要QRコード決済サービスに比べて普及率が低い
- auユーザー以外の魅力が薄い:auユーザー以外にはインセンティブが少ない
こんな人におすすめ
- auユーザーが多いエリアの店舗
- auショップとの連携を行う店舗
- 若年層をターゲットにする店舗
キャッシュレス決済端末比較表
| サービス名 | 手数料(カード) | 対応決済手段 | 初期費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Square | 2.5%〜3.25% | カード | 無料〜 | 導入最容易 |
| STORES決済 | 2.79%〜 | カード、QR、電子マネー | 無料 | 最安値クラス |
| Airペイ | 3.24%〜 | カード、QR、電子マネー | 無料〜 | 対応手段豊富 |
| PayPay for Partners | 2.0%〜3.5% | QRコード | 無料〜 | ユーザー数最大(約6,000万) |
| 楽天ペイ for Business | 1.98%〜 | QRコード | 無料〜 | 楽天ポイント連携 |
| LINE Pay for Business | 2.0%〜 | QRコード | 無料〜 | LINE公式アカウント連携 |
| ソニー払い | 要問合せ | カード | 要問合せ | 企業向け充実機能 |
| GMO PG | 要問合せ | ほぼ全て | 要問合せ | EC・店舗統合 |
| SB PS | 要問合せ | ほぼ全て | 要問合せ | キャリア決済対応 |
| NTTデータ | 要問合せ | ほぼ全て | 要問合せ | 大企業向け |
| ゆうちょPay | 要問合せ | QRコード | 無料 | 銀行口座直結 |
| PayB | 要問合せ | QRコード | 無料〜 | auユーザー向け |
目的別おすすめ
個人事業主・小規模店舗向け
個人事業主や小規模店舗がキャッシュレス決済端末を選ぶ際は、導入の容易さとコストを重視しましょう。
おすすめ:Square、STORES決済
個人事業主や小規模店舗の場合、まずは導入のハードルが低く、コストパフォーマンスが良いサービスが適しています。Squareはカードリーダーが無料で、審査もなく即日利用可能です。STORES決済は業界最安値クラスの手数料で、コストを抑えたい店舗に最適です。
飲食店向け
飲食店がキャッシュレス決済を選ぶ際は、回転率の向上と顧客利便性を重視しましょう。
おすすめ:Airペイ、Square、PayPay for Partners
飲食店の場合、複数の決済手段に対応し、会計をスムーズに進められることが重要です。Airペイは1つの端末でカード、QR、電子マネーを受理でき、会計時間の短縮に貢献します。PayPay for Partnersは、PayPayユーザーの利便性を高め、リピート率向上が期待できます。
小売店向け
小売店がキャッシュレス決済を選ぶ際は、顧客データの活用と売上管理機能を重視しましょう。
おすすめ:STORES決済、LINE Pay for Business
小売店の場合、顧客の購買行動データを蓄積し、リピーター獲得に活用することが重要です。STORES決済はホームページとの連携で、オンラインとオフラインの顧客データを一元管理できます。LINE Pay for BusinessはLINE公式アカウントと連携し、クーポン配信やリピート促進施策に活用できます。
多店舗展開企業向け
多店舗展開企業がキャッシュレス決済を選ぶ際は、統合管理とセキュリティを重視しましょう。
おすすめ:ソニー払い、NTTデータ決済プラットフォーム
多店舗展開企業の場合、本部で全店舗の売上を一元管理し、適切な権限設定を行うことが重要です。ソニー払いは複数店舗の統合管理が容易で、企業向けの機能が充実しています。NTTデータ決済プラットフォームは金融機関レベルのセキュリティを備え、大企業の要件を満たしています。
移動販売・イベント向け
移動販売やイベント出店が多い場合は、モバイル性と導入の容易さを重視しましょう。
おすすめ:Square、STORES決済
移動販売やイベント出店の場合、コンパクトで持ち運びやすい端末が必要です。Squareはスマートフォン1つで決済を受け付けられ、持ち運びに最適です。STORES決済もiPhoneとカードリーダーで完結し、移動販売に適しています。
まとめ
本記事では、店舗・ビジネス向けのキャッシュレス決済端末12サービスを徹底比較しました。
キャッシュレス決済端末選びで最も重要なのは、自社の業態、規模、顾客層に合ったサービスを選ぶことです。多機能なサービスだからといって、必ずしも良いというわけではありません。導入コスト、手数料、対応決済手段、サポート体制のバランスを考慮し、最適なサービスを選びましょう。
選び方のポイントまとめ:
- 個人事業主・小規模店舗なら:Square、STORES決済がおすすめ
- 飲食店なら:Airペイ、PayPay for Partnersがおすすめ
- 小売店なら:STORES決済、LINE Pay for Businessがおすすめ
- 多店舗展開企業なら:ソニー払い、NTTデータ決済プラットフォームがおすすめ
- 移動販売・イベントなら:Square、STORES決済がおすすめ
最後に、キャッシュレス決済は社会のトレンドであり、導入することで顾客利便性が向上し、売上増加が期待できます。まずは1つのサービスから始めて、顾客の反応を見ながら拡張していくのが賢明な戦略です。
本記事が、あなたのキャッシュレス決済端末選びの参考になれば幸いです。